grandi artisti della Langa.

芸術つながりで、

私たちのお師匠さんも実は芸術家で、
夏のバカンスの時期は、庭にイーゼルを立て、ランゲの丘陵の風景を描き、
冬のバカンスの時期には、厨房の暖炉の前で(厨房といっても普通の家のキッチンみたいです)
帽子やらネギやら果物やら雪景色やら動物やらを描いている姿をよく目にしました。
向こうでお世話になっていたとき、レストランにも彼の絵が飾られていて、時々お客さんに、誰が描いたの?と聞かれることもしばしば。
一度、シェフですよ〜、と言うと、小さい頃に描いた絵?と言われた事も。笑
そんな味のある絵です。

http://www.ristorantedacesare.it/
こちらでいくつか見られます。
galleria d'arte というところをクリックしてみてください。

カッチャトーリにもひとつシェフの絵があります。
とてもお世話になっている方が、チェーザレに行ったとき、わざわざ手荷物で持ってきてくださいました。
水色が背景の果物の可愛い絵です。



もうひとり、カッチャトーリの顔、ミミズク氏を描いて下さった方。
Gianni Galloという素敵な紳士で、チェーザレのお友達です。
日曜日の午後、よくふらりと現れ、シェフとコーヒーを飲みつつ話をしていました。
日本の文化にも詳しく、特に浮世絵など、コレクションをいくつか見せてもらったこともあります。
この方は、ランゲで作られているワイン、ジャム、チョコレートなどのラベルのデザインもたくさんしています。
チェーザレのワインビネガーの羽を広げた鳥のデザインも彼のものです。
有名なところでは、Maroloのグラッパ、Viettiのワイン、cognoさんのチョコレート(ものすごく美味しいです。http://www.giovannicogno.it/
などなど、風貌からは想像ができないような(背が高くて痩せているサンタクロースみたい。右手にはいつも短いタバコ)繊細で美しい銅版画を描きます。



それとGianni del Bue氏。
この人の描くFiat 500は最高に素敵です。
特に、雪の夜、街灯に照らされた500を描いた絵があるのですが、のどから手が出るほど欲しかった。笑
なんとなく不思議な絵を描く方で(ご本人もとても不思議。笑)
どこかにあるもうひとつの世界、のような風景です。






それにDickiとPatrizia夫妻。
うちの第二のマスコット(?)Botriくんを作って下さった方です。
窓から外を見ているブロンズのキツネです。
奥さんのPatriziaは、これまた素敵な絵を描く方で、静物画、特に花の絵が本当にきれいです。
日常がすっと切り取られたような静寂の風景です。

http://www.rwbpl.com/


albarettoのristorante dei cacciatori da Cesareで、いろんな方と知り合うことができました。
レストランは美味しい食事をする場所で、
そうして素敵な出会いがある場所でもあるんですよね。
京都のcacciatoriも、そんな温かい場所になれたらいいなと思います。