丹波栗届きました。
毎年、箱で貰って、沢山料理に使える様に準備します。
ピエモンテ料理と栗は、秋には欠くことの出来ない、食材の一つです。
デザートは、勿論、前菜からデザート至るところに様々な料理があります。
昨年度は、縁あって栗尽くしのコースを、リクエストでご用意しました。
栗のミネストローネから始まって、栗のパスタ、栗のラヴィオリ、モンテビアンコ、改めて、ピエモンテ料理における、栗料理の多彩な事に、改めて気付かされました。
本年は、昨年度の経験を踏まえ、更に踏み込んだ、栗料理をご紹介できたらなぁと、秋の初めに、気合いが入ります。
ワインリストから栗続きで
こちらは、栗の木の樽で熟成された、
99年バルベーラTrichero vigna della Noce in botte di castagniです。
スロヴェニア産のオーク樽が主流のピエモンテにおいて、ピエモンテ産栗の木の樽は大変貴重で、ある意味、正真正銘、熟成樽まで、メードインピエモンテワインです。
こちらは、栗の樽が一つしかないので、七年ごとにしか生産することができません。
樫より硬い栗は、よりジックリ、熟成が進み、より、味わいに深みが増します。
私にとって、イタリア修行時代に初めて出会った、バルベーラの古酒は、こちらの、Tricheroのバルベーラで、生涯忘れ得ない、出会ったワインの一つです。
ピエモンテの老舗、 モンフェラート地方コスティリオーネ ダスティのダ・グイドの本の中の一枚の写真には、数々のフランス、イタリアの名醸ワイン
に並んで、Trincheroのボトルが並んでいます。
それを見るたびモンフェラートの方にとって、
大切にされている、ワイン生産者なのだと、実感します。