Barolo Marcenasco 75 Renato Ratti

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Ranato Ratti、Baroloの主要生産地区であるLa Morraを代表するワイナリー。

何度も、彼らのワイナリーに出掛けました。
それは、併設しているBarolo博物館を見学するためでもありました。多くの展示を見終えると、伝統の積み重ねが、ワインという農作物を生み、環境の保全にも繋がっているのだと知ることが出来ました。

ある日の事、博物館そしてワイナリーの見学を終えると、叔父のレナート ラッティから、88年にワイナリーを引き継いだマッスィモ マルティネッリさんが(このかたは、バローロの歴史研究者としても有名で本も出版されています)一本の古酒を抜栓されていました。幸運にも親切にテイスティングに混ぜてもらえて感動した覚えがあります。
そして
偶然にも今回入荷した、こちらの75年のバローロと同じものではありませんか!
とても驚いて、その時の記憶が、ばーっと頭の中に広がりました。


もう15年も前の話ですが、乾燥ポルチーニ様な旨味だと、その時は思いました。

最近、レナートラッティではないですが、同じLa MorraのMarcariniのバローロ68,75年を味わう機会がありました。前者はフレッシュ果実酸が心地良くて、後者は茸の様な旨味が素敵でした。畑も同じでないので、比較はできないと思いますが、こうした、ワインの性格は、ヴィンテージに由来するものが、大きいと感じました。

15年以上も前に古酒だと思っていたワイン、いまどの様な表情になっているのだろう。

LaMorra続きで、お気に入りのワイナリーを一つ。
比較的、バリックを用いた醸造をされる方の多いLaMorraで珍しい古典的なテイストで気に入りましたtrediberriのBarolo 2011Rocche dell'Annunziata
こちらのワイン、心地良い酸と茸の様な複雑な旨味をあわせ持った、LaMorraの地区の土壌を良く感じる事のできる、稀なバローロです。f:id:cacciatori:20180422144711j:plain