11月、ピエモンテは、アルバ産の白トリュフの香りが一層際立って来ます。
12月の雪が降るまで、トリュフのシーズンですが、
ピエモンテで働いていた人は、よく分かると思いますが、この時期のレストランの
忙しさは、半端なくて、後一月、後一月と言い聞かせながら、働いていた事を思い出します。
あと、私がよくお世話になっていた、トスカーナのオリーブ農家の家族が、そろそろ、
オリーブの収穫の時期で、絞りたてのオリーブオイルを味見させてもらった事を思い出します。
私は、11月が忙しかった事もあって、オリーブの収穫を手伝った経験がありません。春や夏に行なう、枝切りなどの作業を手伝った事があるけれど、約2000本位のオリーブの木に梯子をかけて、手作業で収穫するのだから、とても重労働である事は容易に想像がつきます。
6月頃、このオリーブ畑に行ったときのこと、今までで、見たこともないくらいの沢山の蛍が飛んでいました。ほんとに大量の蛍の飛来。フィレンツェから5キロも離れていない、ところでこれほどの環境が保たれている事に感動しました。話脱線。
後は、深い深い霧がよく出ました。五メートル先が見えない霧、この中を平気で車で走り抜けるイタリア人、ほんとに一見の価値ありです。