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Festa della Polenta e Dolcetto.

2年越しの夢、ポレンタとドルチェット祭りをようやく実現させることができました。
お世話になったみなさま、どうもありがとうございます。

私たちが過ごした北イタリアピエモンテ州ランゲ地方は、ワインがとても美味しい土地で、
イタリアの赤ワインの代表するふたつのワイン、バローロ、そしてバルバレスコが造られています。


それでも、実際にその場所で生活をしていると、
もっと人々に密着した土着のブドウがあって、
食事の際には必ずそのワインを飲む、というような風景によく出会いました。

ピエモンテ、特にアルバ周辺ではドルチェット、というブドウがそれにあたります。


農家の納屋で一年分仕込まれる家族のためのドルチェット。
私がよくお世話になった近所のヘーゼルナッツ農家の家でも、
彼らの小さなブドウ畑で作られるドルチェットを納屋の地下でプラスチックタンクふたつ分くらい、
ちょうど家族が一年間飲む分と、すこしお友達にプレゼントする分くらいを仕込んでいました。

そしてそうやって、やれ醸造法だの無添加だのハイテク機材だのとは無縁に造られた、
農夫のワイン、がどれだけ美味しいことか。

畑仕事の後、質素だけれど贅沢な(本当素朴なお料理なのに、びっくりするほど美味しい)夕食とともに、
1.5リットルの、ラベルのついていないビンに入ったドルチェットを、コップで頂く。

コップ、というところがまたいいんですよねー。
足つきのグラスはいけません。




そしてもうひとつ、ポレンタ。
とうもろこしの粉をおかゆのように炊く、北イタリアのお料理です。

南の人たちは、北の人をポレントーネ(ポレンタ食い)と呼び、
北の人たちは、南の人たちをマッケローニ(マカロニ野郎)と罵る。


南の温暖な気候の中で育てられる豊かな野菜や豊富な魚介を食べている南イタリアの人たちから見たら、
とうもろこしのおかゆなんて味気ないものを食べている北イタリアの人たちのこと、こんな風に呼びたくなる気持ちもわかります。

でも、ポレンタ、美味しい粉で作れば、びっくりするくらい美味しいんですよ。



そして私たちのお師匠さんの恋人、マルゲリータのスペシャリテでもあります。
prato nevosoという場所にある山小屋で、夏の間だけ開くレストラン。
大鍋に山のように炊いたポレンタを、何種類ものソースで頂きます。

今回カッチャトーリでは、

salsa alla diavola 悪魔風ソース(アンチョビ、トマト、イタリアンパセリ、唐辛子)

salsiccia in umido トマトソースで煮込んだ豚肉のソーセージ

coniglio al civet うさぎの赤ワイン煮込み

stinco di maiale al forno 豚のすね肉のオーブン焼き

pollo alla cacciatora 鶏肉の猟師風

crema di porri 長ネギのクリーム煮


などをご用意しました。

大鍋に2回に分けて炊いたポレンタも、紳士淑女のみなさまがすべてたいらげてくださいました。
よかった。



そしてそして、ポレンタとドルチェット、
やっぱりびっくりするくらいしっくりとくるんですねぇ。
なんという安心感。
山の雰囲気。


とても楽しい夜でした。

みなさまどうもありがとうございます。





今回のドルチェットたち。




そしてそして、チェーザレでハウスワインとして使っていたRiboteさんのドルチェットに再会!!!
まさか日本に入ってきているとは思わなかったのでびっくりしました。

ちょうど少し前、RiboteのBruno氏からファックスが届いて、
幕張メッセで開催するFOODEX JAPANに、息子さんがワインのプレゼンテーションに行くから、
よかったら会いに行ってあげて!という内容だったのですが、
突然だったのと、お店が(珍しく)忙しく、行くことができませんでした。

その後、電話でお話をしたときに、日本に輸入されているよ、と聞き、
それは絶対リストに載せなくては!と思った矢先だったのです。


カッチャトーリのみみずく氏を書いてくださったGianni Gallo氏のラベルです。


久しぶりに味見をしたら、なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
安心できるやわらかいドルチェットです。



そしてPrato Nevosoの風景。
夏になると何度も通っていました。
ゆっくりとトレッキングができます。
そしておなかが空いたらポレンタが待っています。













肝心のポレンタ、写真を撮るのを忘れてしまいました。
すみません。

一応イメージです。笑




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