バッツォア、セモリーノ

バッツォア、セモリーノを仕込みました。

バッツォアは、ほんのりヴィネガーを効かせた
豚足のフリット。一見地味ですが、
チェーザレヴィネガーきかせて、華やかさを持たしています。

モリーノはレモンクリームのフリットです。
今回のレモンは京都府城陽産で、イタリアの
ものと遜色ないほど香りが良くて驚きました。

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写真は、共にパン粉を付けて揚げる前です。

少し小さめにフリットミストを作った賄いの写真です。

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豚レバーの右隣は、アマレットという
クッキーのフリットです。マルサラで湿らせてから
揚げています。

チェーザレ修行時代は、
毎日山程仕込みました。
懐かしい!

それぞれに良く出来たので
ピエモンテに帰った気がしました。

引き続き、24日のイベントの御予約
お待ち申し上げます。

グリィーヴェ ディ ランゲ

グリーヴェ、バッツォア、フリッセ、オリオンと聞いて、ピンと来る方は、相当のピエモンテ料理通と
言えるかもしれません。
すべて、豚を素材にした古典料理です。
今回は、グリーヴェを仕込みました。
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グリーヴェの元の意味は野鳥のツグミです。かつて階級の高い人に好まれていた、この野鳥の料理に似せて豚レバー、ミンチで作ったのが、貧しかったランゲ人達の間で広まりました。

家畜を余さず、美味しく食していた
古の叡知の詰まった料理の一つです。

御予約お待ち申し上げます。

エーテルヴァインさんとのコラボイベントお知らせ

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いつも、お世話になっています、ワインショップ
エーテルヴァインさんとの、コラボレーション
イベント
フリット・ミスト・アッラ・ピエモンテーゼ
開催致します!

ピエモンテの伝統料理、
フリット・ミスト・アッラ・ピエモンテーゼと
ワインを楽しんで頂くイベントでございます。

この日は、徹頭徹尾、フリット(フライ)でご用意致します!

この料理は、屠畜の多い、この時期、
加工、保存の難しい、モツ類を、無駄にしないように、日曜日にあの手この手で調理したものを、
より集まって、大勢でテーブルを囲み、食したことが起源と言われています。
それが、いつしか、フライに特化して現在のスタイルになりました。
現地でも今となっては非常に稀な
料理です。

今イベントも、皆さん御一緒に長テーブルを囲み、銘々エーテルヴァインさんセレクトのワインと共に食事を楽しんで頂こうという趣旨でございます。

2月24日、ディナーとワイン
先着16名、会費¥16,000(税込み)
でございます。
19時一斉スタート
ご予約お待ちしております。

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狩猟期間も、あと1か月になりました。

今週は、久しぶりに青首鴨が届きました。


この料理も、そうですが、他のお料理も
最近、盛り付けが原点に回帰してきました。

十年やって気付かされる、

チェーザレの料理が、
真に理にかなっていると改めて思うこの頃です。